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田宮亜紀 南蛮刷毛目小鉢
「夏こそ焼締め」と、思うのです。

たとえば会席料理を食べにいっても、夏には必ずと言っていいほど焼締めの器が登場します。
色味的にはむしろ秋とか冬のイメージなのに、夏の料理がよく合います。
その理由のひとつは、焼締めの器が、水と相性がいいからかもしれません。

釉薬のかかっていない焼締めは、料理を盛る前に水を含ませるのが原則です。
余裕があれば数分浸けておいてもいいし、なければ流水にさっとくぐらせるだけでも。
こうすることで、染みや匂い移りを防ぐことができます。
また、じんわりと水気を含んだ肌には、なんともいえない艶っぽさと、清涼感があります。
夏野菜のビビットな色彩をしっかり受け止めながら、より鮮やかに見せてくれるのも頼もしいところ。

まだお持ちでない方は、焼締めデビューするのに、これからがちょうどよい季節かと思います。
どんな料理にでも合う、田宮さんの刷毛目シリーズがおすすめです。
田宮亜紀 南蛮刷毛目小鉢_b0142663_10534241.jpg
【田宮亜紀 南蛮刷毛目小鉢 ¥3150 径13cm×高さ7cm】
おおらかな轆轤に、迷いのない刷毛目。
田宮さんの心の内側が、そのまま形となってあらわれたような器です。



6月のお休み
4日(木) 11日(木) 19日(金) 20(土) 27日(土) 28日(日)
by chidori-blog | 2009-06-06 18:11