田宮亜紀 南蛮刷毛目鉢
先日、田宮さんご自身が3年、5年と使い込んだ器を、拝見する機会がありました。
なめらかな艶を帯び、しっとりとした手触りとなったそれらの器には、何とも言えない味わい深さがありました。
そしてその変化の仕方は、まるで革製品のそれとよく似ているように思いました。
まあ男というのは大抵、革フェチでして。
靴にしろ財布にしろ鞄にしろ、最初は固くて使い心地の悪かったものが、
段々と柔らかくなり、色が濃くなり、艶を増し、ようやくしっとりと馴染んで来る過程は、たまらなく楽しいものです。
焼締めの器はさすがに柔らかくはなりませんが(逆に締まる)、色艶の変化などは、
革製品の経年変化とよく似ているように思います。
器はどれも、長年使っていればそれなりの変化を見せるものですが、
焼締めほど劇的に変化し、カッコよくなる器は他にないかもしれません。
ちなみに私の腕時計のベルトは、5、6年使っている為にもうボロボロでして、
夏になると酸っぱい匂いもするのですけれど、なかなか交換する気になれません。
焼締めの器も同じように、使い込むほどに手放せなくなるような気がしています。

【田宮亜紀 南蛮刷毛目鉢 ¥4200 径16.5cm×高さ6cm】
田宮さんの「5年物の器」は、口辺などにかなり摩耗した跡が見られましたが、それがまたカッコ良くて。
「大事に育てた」というよりはむしろ、道具としてただ淡々と酷使したのではないでしょうか。
昨今流行りの言葉、「ていねいな生活」とはまた違う、地に足のついた暮らしぶりがうかがえました。
6月のお休み
4日(木) 11日(木) 19日(金) 20(土) 27日(土) 28日(日)
なめらかな艶を帯び、しっとりとした手触りとなったそれらの器には、何とも言えない味わい深さがありました。
そしてその変化の仕方は、まるで革製品のそれとよく似ているように思いました。
まあ男というのは大抵、革フェチでして。
靴にしろ財布にしろ鞄にしろ、最初は固くて使い心地の悪かったものが、
段々と柔らかくなり、色が濃くなり、艶を増し、ようやくしっとりと馴染んで来る過程は、たまらなく楽しいものです。
焼締めの器はさすがに柔らかくはなりませんが(逆に締まる)、色艶の変化などは、
革製品の経年変化とよく似ているように思います。
器はどれも、長年使っていればそれなりの変化を見せるものですが、
焼締めほど劇的に変化し、カッコよくなる器は他にないかもしれません。
ちなみに私の腕時計のベルトは、5、6年使っている為にもうボロボロでして、
夏になると酸っぱい匂いもするのですけれど、なかなか交換する気になれません。
焼締めの器も同じように、使い込むほどに手放せなくなるような気がしています。

田宮さんの「5年物の器」は、口辺などにかなり摩耗した跡が見られましたが、それがまたカッコ良くて。
「大事に育てた」というよりはむしろ、道具としてただ淡々と酷使したのではないでしょうか。
昨今流行りの言葉、「ていねいな生活」とはまた違う、地に足のついた暮らしぶりがうかがえました。
6月のお休み
4日(木) 11日(木) 19日(金) 20(土) 27日(土) 28日(日)
by chidori-blog | 2009-06-07 19:05

