小林慎二 汁椀
小林さんは、輪島の赤木明登さんの元で修行をされました。
四年の年季と一年のお礼奉公、合わせて五年。
私なんかは、「年季」とか「奉公」といった言葉を聞くとドキッとするのですけど、
決して「親の借金のカタに丁稚に出されて・・・」といった類のものではありません。
って、あたりまえですね。おしんやあかんたれの時代じゃあるまいし。
平成も22年の世、小林綾子だって今じゃ渡鬼ファミリー。そしていよいよ最終シリーズ。
えなりかずきは先週、公認会計士に合格。眞ちゃん、やったネ!
佐枝さんがまさかの不倫愛。ちょっとショック。タキさん、千鳥にもヘルプに来てくれないかな・・・
って、何の話してんだ。
さて、こちらは小林さんの汁碗。
赤、溜、黒の中から、お好きな色をどうぞ。
漆器は、木をくりぬいた上に、ただ漆を塗っているだけではありません。
「塗り」の前には、何工程もの「下地」の作業があります。
椀の場合はさらにその前に、口辺を補強する為に麻や綿の布を被せる「布着せ」があります。
普通は、この布を貼った段差を無くすように仕上げるのですが、この汁碗は、あえて残しています。
上部の1cmほどが、「ぽこっ」としているのが写真でもおわかりいただけると思います。
本来なら隠されるべき下地の仕事が表にひびいてしまっているわけですけど、
でもそれが、漆器特有の緊張感をやわらげ、カジュアルさを醸し出しているように思います。
まさに、ケの器。毎日のお味噌汁にぴったりです。
昨日の「まゆ椀」同様、いつでも無料で塗り直し、修理を承ります。
さ、これでもう迷う理由はありますまい。
「いつかは漆のお椀を」と思っていた皆さん、その「いつか」が来ましたぜ。。。
◆12月の店休日
6日(月) 11日(土) 16日(木) 20日(月) 21日(火) 22日(水) 30日(木) 31日(金)
営業時間 12:00~18:00
◇12月のオンラインショップ更新日
20日(月)
by chidori-blog
| 2010-12-04 17:18