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蝶野秀紀 栃台皿7.5寸
蝶野秀紀さんの、拭き漆の器がいろいろ届いています。

普通、漆の器は分業制で作られることが多く、漆作家といえども、木地を自ら挽く人は稀です。
しかし蝶野さんは、木材を買い付けるところから仕上げまで、全ての工程をご自分の手で行います。
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蝶野さんの作品には、ドラマティックなカッコよさがあります。
闇の中からすうーっと浮かび上がってくるような木目は、見ていて飽きません。
けれど、どんな料理を盛ってもしっかり受け止めてくれる懐の深さもあるのです。
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【蝶野秀紀 栃台皿7.5寸 ¥12600 径22.5cm×高さ3.5cm】sold out
実はこの写真の器は、店主の私物。
数ヶ月間日常使いした後、わざと無数に傷をつけ、おまけに縁まで欠けさせたものです。
それを蝶野さんに送って、補修と塗り直しをお願いしてみました。
そうしたらごらんのとおり、新品同様になって戻ってきたというわけです。
実物は店頭にございますので、興味のある方はお手にとってご覧ください。
ちなみに蝶野さんの作品は、塗り直しはいつでも無料で承ります。(送料はご負担願います)
欠けの補修は、今回は1000円でした。

漆は、決して扱いの難しいものではありません。
そして、何気ない料理でも、特別なものに見せてくれる力を持っています。
ぜひ普段使いの器として、お使いいただきたいと思います。

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ただの天ぷらがこれほど映える器、他にはそうないと思います。



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by chidori-blog | 2008-09-29 19:02