今野安健 白マット釉蕎麦猪口
今野安健さんの器が入荷しました。
電話口で今野さんが、「旦那、蕎麦猪口のいいのがありまっせ」とささやく。
ほう、どないな蕎麦猪口でっしゃろ。
「磁器でね、」
「ほう。」
「ちっちゃくてね、」
「ほうほう。」
「かわいくってね、」
「ほうほうほう。」
「湯呑にもぴったりで、」
「ほうほうほうほうほう。して、釉は?」
「白マット」
「うーん、残念!」
個人的に白マットはあまり好きではないので、仕入れることはまずありません。
でも今野さんが、「今回のはすごく自信がある」とおっしゃる。
そこまで言われると、ちょっと見てみたい。
で、送っていただいたのですが・・・
あれっ?なんかいい!
以下、今野さんからのお手紙を転載。
『今回の白マットは、最近よく見る西洋の酸化錫を使ったものではなく、
東洋の伝統的な釉薬(李朝のマットな釉はこれに属します)、ケイ酸質のマット釉です。
透明釉同様に釉質は堅牢です』
この写真だと分かりにくいのですが、ちょっと大人風味のマット釉。
小さいのに釉薬が厚めに掛かっているので、コロンとしたかわいい蕎麦猪口です。
たしかに、湯呑にもよさそう。
今野さんを信じて正解でした。
8月の店休日
9日(月) 13日(金) 18日(水) 19日(木) 22日(日) 25日(水) 30日(月)
営業時間 12:00~18:00
by chidori-blog
| 2010-08-04 18:19