猪狩史幸 初椀

岩手県・浄法寺(じょうぼうじ)の猪狩史幸(いがりまさゆき)さんから、うるしのお椀が届いています。
猪狩さんは、輪島で塗師としての修業をしたのち浄法寺に移り、漆掻きとなりました。

※塗師(ぬし)
木地にうるしを塗る職人、作家のこと。

※漆掻き(うるしかき)
うるしの木から樹液を採取すること。またその職人のこと。


現在、国内のうるし消費量のうち、国産が占める割合は、わずか数%とか。
当店でこれまで販売してきた漆器に使われているうるしも、すべて中国産です。
国産に比べ、はるかに価格の安い中国産うるしが選ばれるのは仕方のないことと言えますが、
しかしこのままではやがて、「漆掻き」という職業も、伝統も、この国から消えてなくなるかもしれません。

さて、そのような厳しい世界に自ら飛び込んでいった猪狩さんですが、
漆掻きの仕事のほかに、塗師としての仕事も並行しておこなっています。
こちらの椀は、もちろん、ご自分で採ったうるしを使用したものです。

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【猪狩史幸 初椀(はつわん) ¥10500 径12.9cm×高さ7.6cm】

漆器は通常、「下地固め」という工程を経てから、うるしを塗ります。
しかし猪狩さんはあえてその工程を省き、木地に直接、うるしを薄く塗り重ねています。
栃の木の、美しい木目を生かすためです。

下地が施されていない分、強度はやや劣ります。
強くぶつければ傷がついたり、凹んだりすることもありますが、そのような変化もまた楽しんで欲しいとのこと。
そして使うほどにうるしは透き通り、木目がよりはっきりと現れるそうです。
実際に半年ほど使用した器を見せていただきましたが、たしかに新品よりも美しいと思いました。
もちろん塗り直しも承りますので、どうぞ安心してご使用ください。
ひとまわり小さい【盛椀(さかりわん) ¥9450 径12cm×高さ7.3cm】もございます。

※あす17日(日)は店休日となっております。




◆6月の店休日
  1日(金) 11日(月) 12日(火) 13日(水) 17日(日) 21日(木) 25日(月) 26日(火)
 
  営業時間 12:00~18:00 

◆6月のオンラインショップ更新日
  25日(月)



◆7月の店休日
  2日(月) 6日(金) 13日(金) 23日(月) 24日(火) 30日(月) 31日(火)
 
  営業時間 12:00~18:00 

◆7月のオンラインショップ更新日
  30日(月)








by chidori-blog | 2012-06-16 18:28